【徼】 16画 彳(13) 1級
[音] | キョウ |
ギョウ | |
ヨウ |
[訓] | めぐる |
さかい | |
くにざかい | |
もとめる | |
さえぎる |
《意味》
【徼幸】ぎょうこう
まぐれあたりの幸運をもとめる。また、その幸運。こぼれざいわい。
「難関の試験に合格できたのはまさに徼幸だった」
本来「キョウコウ」と読むが「僥倖」と混用して「ぎょうこう」と読む。
【徼る】めぐる
見回る。巡視する。
【徼める】もとめる
滅多に実現できないようなことを願う。待ち受けて狙う。
【厳塞要徼】げんさいようきょう
非常に堅固なとりで。
「堅塞固塁」
《字源》
「敫(きょう)」は「放+白」。「放」は「方+攴(ぼく)」。
「方」は横に渡した木に死体をはりつけた象形。
「放」はこの死体を打って(攴)邪霊を追い払う儀式。
「敫」は死体に頭部(白)を加えた形で、同様にこれを打つ儀式。
「徼」は、外敵に対して行われるため辺境の意となり、また霊を迎えて求める意になった。
「敫」を部分に持つ字は、この儀式に関する字。「激」「檄」「覈」「邀」など。